当院では食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の診療を行っています。
特に多い食物アレルギーと気管支喘息について以下にご紹介します。
食物アレルギー
- ① 食物負荷試験
- 薬の揃った病院で実際に食べて観察する試験です。
当院では主に卵・小麦・乳の負荷試験を行っています。処置室の隣に小部屋がありマットレスを敷いてあるので、自分の家にいるようにお子様がリラックスして食べることができます。このようにして、症状が出ない安全な量を見つけてコツコツ食べてゆくことで治りやすくなります。
過去の症状の重症度や食材によっては入院施設のあるアレルギー専門の病院へご紹介することもあります。
- ② アドレナリン自己注射（エピペン ）の処方・指導
- ナッツアレルギーや過去にアナフィラキシーを起こしたことのある場合に処方・指導を行っています。
- ③ 皮フテスト(プリックテスト)
- アレルギー採血で判定の難しい食材や、検査のできない食材について皮フテストを行っています。
気管支喘息
治療を頑張っていても思わぬきっかけで発作が起きてしまうことがあります。
例えば風邪や低気圧の日など…
当院では複数人の医師で外来を開いているので、急な発作の日は受付に電話を一本下さい。当日予約が一杯の日でも、発作のお子様はその時対応できる医師が診察します。
写真は呼吸機能検査と呼気中のNO(一酸化窒素)を測定する機械です。
発作がしばらく無くても、目に見えないレベルで気道(空気の通り道)の炎症は続いています。お子様の現在の気道の状態を確認する為に使います。
下記の2つの疾患については、同じアリオ内に耳鼻咽喉科と皮膚科がありますので、より専門性の高い検査や治療が必要な場合は連携しながら治療ができます。
アレルギー性鼻炎
ダニに対する舌下免疫療法（ミティキュア ）を行っています。
アレルギー採血でダニの数値が高いお子様やダニのアレルギーと喘息の両方を持つお子様は、ラムネのようなミティキュアをなめる治療を開始することで喘息自体も改善します。個人差はありますが5才頃から可能です。情報だけでも欲しい方には、DVDを院内で見たりパンフレットをお渡ししています。
アトピー性皮膚炎
スキンケアの指導など行っています。
効果的な洗い方、軟膏の塗り方の指導の他、食べ物との関連が疑われる場合はアレルギー採血を行っています。